尋常中学校がイマイチわからないが大昔は中学行くのも大変だったみたいなアレはあるか
@nao 現代の初等教育、前期中等教育、後期中等教育、高等教育がそれぞれ、小学校・中学校、高校、大学等だけど、戦前は初等教育が旧制小学校、前後期合わせて中等教育は旧制中学校、高等教育は旧制高校、さらに現代で言う大学院で修士の研究するみたいな感じのひとは帝大で学士、さらに大学院で博士、みたいな感じなので……(明治初期からだいぶ変遷してるから時期によるけど
@nao 坊ちゃんかどうかは微妙なところあるけどエリートもエリートよね。そもそもよっぽど「これは将来帝大いけるな?」みたいな片鱗なければ、尋常小学の次に中学行かずに高等小学行ってそこから師範学校で地元の学校の先生(そのまでいけるだけでも地元の名士でちょっとした立場のひと)になるか、実業学校いったりしてから商社とかに行くか、さもなくば家業の手伝いでしょうな
@nao (当時は現代のドイツみたいな複線教育で、尋常小学の次どこ行けるかでだいたいその後の教育課程でどこ行けるかも決まってしまう
@nao 金がないけどめちゃくちゃ優秀な人は中学とかから士官学校行ってそのまま軍の士官さん(徴兵なりなんなりだと兵卒なので良くて下士官の軍曹や曹長までしか行かないけど、士官学校出は少尉任官スタートで運良ければ少佐だの少将や中将、果ては元帥様なので)のパターンがある。今の防衛大と同じで学費とかナシでよい(お給金も出るんだっけな
@nao ただ、士官学校出た人とかは漢籍はすらすら読める、詩作や俳句の才とかあったりして物理学も数学もちゃんといけます、さらに例えば海軍士官なら外交的なこともあるから英語なんかもぺらぺら、みたいなかんじでこれはこれでスーパーエリート様
@nao 漢籍は軍でも帝大でも華族のおうちの教育でも、とりあえずエリート様はできて当然みたいな教養だったらしい(逆に、だから「自由」とか「経済」みたいな漢語の訳出ができる人たちがいた)。
@nao まあ海軍士官でも首席と底辺だとピンキリがあって、底辺のほうだとべつに英語そこまで出来んし漢籍もあんまできんが……とかはいるだろうけど、ここらへんは現代の大学でもまあそうだねになる気はする。ただ、いまの大学と違って兵学校なんて陸海にそれぞれ 1 つとかだろうけど
@nao たぶんだけど今の政治家先生でもたとえば安倍氏や麻生氏みたいな世襲の坊ちゃまは漢籍だの書(書道のことね)だのは教養みたいな江戸の武士から続く伝統的エリート教育されてる気がするんだよね。麻生氏めちゃくちゃ達筆だし。
@nao あちこちの党幹部たちの書が並べられてる写真とかたまにみると、上手い人たいてい戦前に漢籍の薫陶を受けたであろう人の一族の人だったりする気がする……
@nao でも不揃いなかんじとかなんとか、あんまり上手いと言えないかんじもするけど、そもそも書だなんだって時代じゃないしまあそんなもんなのかも