葉隠でいちばんやべェと思ったのは
「一旦下に成て居候時、若し誰ぞ取さかれ候はば、負に成べし。始に勝が始終之勝也」
ですね。意味は
「(取っ組み合いは相撲とは違って最後に相手を倒したのが勝ちだと思っていたが)もし、自分が下になってるときに仲裁が入ってしまうと、下になっていた自分が負けたことになってしまう。最初に勝つ(上になる)ことが大事である…と思うようになった」
ってやつ。
これ、まさしく日露戦争。だれも仲裁しなかったら、長期化すればおそらく日本は負けてたはず。しかしアメリカの仲介で講和したときは日本が上だったから、日本が勝ったような形になった。
で、太平洋戦争も同じようなノリでやっちゃったんじゃないかと。
こんどはソ連が仲裁してくれるだろうとアテこんで、電撃戦で米国と取っ組み合いを始めたんじゃないかと。最初はたしかに日本が上になってたし。