あくまで組版処理ソフトウェア——TeX や Adobe InDesign など——を作る人が読むべき技術文章であって組版される文章の著者のための文章ではないことは前置きしつつ、W3C の『日本語組版処理の用件』は和文や和欧混植での一般的な約物の取り扱いや禁則処理について述べている(カンマピリオドと句読点の話も) >>
日本語組版処理の要件(日本語版)
https://www.w3.org/TR/2008/WD-jlreq-20081015/ja/#ja-subheading2_1
強いて言うなら和文であるなら約物は和文むけである全角に統一されているべきで、「半角向けのグリフに文脈で二分アキを追加して全角幅と同じ幅にする」みたいなのは組版処理側が考えるべきこと、ということになるとは思う。
これは和文と欧文を並べたときの欧文の前後に半角スペースを入れるべきではない(なぜならそこに二分アキを入れて余白をつくるのは組版処理側で、本来分かちがきでない日本語文章で不要であるはずの「空白文字」が文字として挿入されているほうが不適当、となると思うけれど、それはそれとして現代の Web のレンダリングはそこまで頭良くやってくれないのでつい手動で半角スペースをいれてしまう。