“太田:従来とレベルの管理の仕方が大きく変わってきます。Appleなどもラウドネス規制が厳しくなり、基準に合わないとリジェクトされてしまいます。J-POPだと、思い切り音圧を突っ込むケースがありますが、これではダメなのです。”
【藤本健のDigital Audio Laboratory】立体化よりも音質向上!? Dolby Atmosミックスの音楽的効用を探る-AV Watch
https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1359133.html
“一方Dolby Atmosの場合は、サラウンドの各チャンネル、天井のチャンネル、そしてサブウーファー(LFE)と、それぞれデータとして分かれていて、とくにLFEが分離されていることが大きな意味を持ちます。
ここにかなり強い低音を突っ込んでも、再生時にデコーダーが再生機器にマッチした形で最適化してくれるので、サブウーファーを持たないシステムだと、できる範囲でしかやらないため、破綻することがない。デコーダー側が、スピーカーの本来持つ性能を100%生かす形で再生してくれるわけで、そこを任せることができるのです。”
“ローが出せないシステムならそれなりの音、ローが出せる機材があれば存分に低域を楽しむことができるというわけですね。ですからサブウーファーから思い切り音が出るようなミックスをしても、AirPodsで明瞭に聴くことができる。結果的に、非常にダイナミックスの広いミックスをしていくことになり、音質の向上が見込めるのです。”