Follow

プルードンは「能力給は無理筋だ。みんな同じ給与でいい」って言ってるんだけど、これに賛同するかどうかはともかく、そのプルードンの理屈が現代社会にも通用するのかどうかが気になって読んでみようと思った。何故か最近プルードンとかアナーキズム界隈の本をよく見かけるというのも理由の一つ。

例えばある基準で見積った一人月の仕事を、Aさんは3ヶ月かかり、Bさんは2週間で終える能力があるとした場合、完全出来高制であれば、BさんはAさんの6倍の給与をもらうのが妥当ということになる。

けど現実の会社ではそこまでの差はつけてなくて、2倍とかその程度の差になる(会社によるだろうけど)。

ここで給与差を6倍にするのが平等なのか、それもと同じ給与なのが妥当なのか。

プルードンは同じ給与が妥当と言ってる。

何で同じ給与が妥当かって言うと、

各人の生産性の違いの原因は、根本的には「所有」の有無によるもので、でも「所有」という概念そのもが矛盾したものなので、よって生産性の違いで給与を変えるのはおかしい。

という話っぽい。

その「所有」の話がその本の本題なんだけど、まだ読んでないのでよくわからない。

あと、プルードン自身がこの「所有の否定」を後年で覆したらしいので、じゃあこの「同じ給与でいい」理論も全部ひっくり返るのでは??となってしまうかもしれず、読んでてスリリングな展開が待ってるかもしれない。

Sign in to participate in the conversation
Vocalodon

ボーカロイド好きが集うMastodonインスタンス、通称「ボカロ丼(ボカロドン)」です。 ** This server is for "Vocaloid" lovers. If you are not, please select other server. **

image/svg+xml