『君たちはどう生きるか』は、別に宮崎駿の集大成でもなんでもなく、じいちゃんがウケるためになりふり構わずにドブの中の銅貨を拾う姿を後進に見せたという、それだけなんじゃないかと思うんよね。
セルフパロも「確実にウケる奥の手」をついに出した、みたいな。
同タイトルの別作品があるのも『君の名は』を踏襲してるし、主人公がこめかみに傷を負うのも丹次郎みがある。
めちゃめちゃ泥臭く、必死に勝ちを拾いに行ってる。それが宮崎駿の見せたい「親の背中」なんじゃなかろうか。
でも、仮にそうだとしたら「セーラー服の美少女が機関銃を打ちまくる巨大ロボアニメ」じゃなかったので、覚悟が足りてない。