道幅はどうでしょうか。「遠州浜松広いようで狭い、横に車が二挺立たぬ」という戯れ歌を挙げて、防衛のためにわざと道幅を狭くしたと説明されます。しかし絵図ではいずれも浜松の幹線を細道の4倍は幅広に描いています。
『近世大名は城下を迷路化なんてしなかった』http://blog.masuseki.com/?p=13620
もちろん中には実測地図からほど遠い城下図もあります。が、道幅の違いを描き分けてる事実は重要です。もっとも狭い道を一間(1.8m)とすれば浜松の幹線はおおむね三~四間幅であり、四間幅(7.2m)は、ギチギチに詰めれば大八車が8台、並列駐車できる道幅です(続きは後日)。